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2026.01.29更新

【新会館建設レポ3】55年の感謝を胸に 旧会館解体工事開始と竣工当時の記憶

旧会館、55年の歴史に幕

令和元年11月に仮移転してから早6年。会員の皆様には長らくご不便をおかけしてまいりましたが、令和7年11月、いよいよ新会館建設に向けて旧会館の解体工事が始まりました。

昭和45年(1970年)10月に竣工した旧会館は、高度経済成長期の勢いを象徴する建物として、枚方市大垣内町の地に半世紀以上にわたって佇み続けてきました。鉄筋コンクリート地上4階建、延床面積2,811.24㎡。当時としては非常に先進的な建築物であり、会員の皆様の経済活動の拠点として、また地域産業振興の象徴として、多くの方々に親しまれてまいりました。

旧会館竣工当時を振り返る

ここで、旧会館竣工当時と創立50周年時に発行した記念冊子に残された貴重な写真とともに、旧会館が誕生した時代を振り返ってみたいと思います。

竣工当時の会館外観(昭和45年<1970年>10月)

北大阪商工会議所 創立50周年時の会館外観(平成10年<1998年>10月)

1Fロビー

1F事務室

1F応接室

202会議室

会頭室

会頭応接室

201会議室

301会議室

4F 大会議室

4F ロビー

経済クラブ

レストラン 枚方スエヒロ

写真からも伺えるように、昭和45年当時の旧会館は、周辺の街並みの中でもひときわ目を引く近代的な建物でした。当時の会員数は約800事業所。現在の約5分の1の規模でしたが、旧会館建設趣意書には「予想外に当地域の発展が目ざましく、急速度な進展を見た今日、会館の利用も加速的に増加し、会館増築後まだ日を浅くして既に狭隘を感じる現況に至った」と記されています。地域経済の成長とともに、商工会議所への期待がいかに大きかったかが伝わってきます。

先人の想いが込められた会館

竣工当時の建設趣意書には、旧会館に込められた先人の熱い想いが記されていました。

「地元経済人の誇りを持って御利用願える会館の建設、実現こそ全会員の待望久しいものであり、必然の要請となって参ったものと存ずる次第であります」

また、会館建設の基本方針として、次の4つが掲げられていました。

  1. 会館は我々商工業の殿堂として、品位があり、多くの商工業者に親しまれ利用されるものであること
  2. 会館はその建設、維持管理にできる限り経済的であって、しかも利用価値の高いものであること
  3. 会館は健康的で能率的な執務条件に適合するものであること
  4. 会館は枚方市、寝屋川市、交野町の将来の発展の中において調和し、且、特性を活かした近代的なものであること

この方針のもと、電算機共同利用センターの設置、技能者訓練の実施、特産品陳列場など、時代の最先端を行く機能が盛り込まれました。当時の先人たちは、単なる事務所ではなく、地域経済発展の中核となる「商工業の殿堂」を目指していたのです。

全国の商工会議所で初の電算機共同利用センター(現:情報センター)開設
(昭和46年<1971年>2月)

会館と共に歩んだ55年の軌跡

旧会館が見守ってきた55年間は、まさに日本経済の激動の時代でした。

会館竣工後、当所の会員数は飛躍的に成長を遂げます。約800事業所からスタートし、高度経済成長期からバブル期にかけて右肩上がりに増加。平成7年(1995年)には4,278事業所とピークに達しました。旧会館の存在が、会員の皆様の「誇り」となり、その成長を後押ししたことは間違いありません。

その後、バブル崩壊、リーマンショックという荒波を経て、会員数は一時下降しました。しかし、商工会議所の経営支援が中小企業施策のセーフティネットの一翼を担うようになると、再び会員数は回復基調に転じました。特に近年のコロナ禍では、多くの事業者様が支援を求めて当所の門を叩かれ、令和7年度にはバブル期のピークを超えました。

この間、旧会館では数え切れないほどの会議、セミナー、懇親会が開催され、無数のビジネスマッチングが生まれました。会員の皆様の笑顔と真剣な議論、悩みを打ち明ける相談の声、そして新たな事業の産声。55年間の時の流れの中で、旧会館は確かに「商工業者の誇り」であり続けました。

解体工事の状況

令和7年11月より始まった解体工事。重機が旧会館に近づくたびに、半世紀の記憶が一つ一つ剥がされていくような、複雑な思いを禁じ得ません。

しかし、建物の老朽化は避けられませんでした。耐震性の問題、設備の劣化、修繕費用の増大。令和元年の仮移転決定は苦渋の決断でしたが、会員の皆様の安全を第一に考えた結果でした。

解体工事は令和8年4月までの予定です。工事期間中は、安全第一で作業を進めてまいります。

新会館への架け橋

解体工事の完了後、直ちに新築工事が始まります。令和9年3月中旬の竣工を目指し、新会館は「多様な交流が新しい価値を生む『知のオアシス』」をコンセプトに、産学公民連携のオープンイノベーション拠点として生まれ変わります。

旧会館建設趣意書に記された「地元経済人の誇りを持って御利用願える会館」という想いは、新会館にもしっかりと受け継がれます。先人が苦労して獲得した枚方市大垣内町の土地、商工業界の結集と活動の中枢機能という使命。これらの本質的な価値を大切にしながら、新しい時代に対応した会館を創り上げてまいります。

旧会館への深い感謝とともに、新しい時代への期待を胸に。解体工事から新築工事への進捗は、今後も随時レポートしてまいります。

建設協力金のご協力をお願いいたします

「商工会議所会館」は会員皆様の財産となることや、今後も長きに亘り、枚方市・寝屋川市・交野市の産業拠点となるべく施設でございます。出費多端の折、誠に恐縮ではございますが、会員皆様方のご支援・ご協力を賜りたく、「新会館建設協力金」を募らせていただきます。

募集期間:令和7年3月~令和8年10月

募集目標額:1億円

  • 一口1万円で募集させていただきます。
  • 経理処理につきましては「建設協力金等に対する税法上の取り扱いについて」をご覧ください。
  • 全ての協力事業者様におかれましては、新会館建設後、当所会報誌・HP・新会館建設記念誌に社名を掲載させていただきます。
  • 10口(10万円)以上のご寄付の場合、新会館1階入口付近に設置する奉名板に社名を掲示させていただきます。
  • 奉名板に掲示させていただく「社名プレート」は、寄付額に応じた多段階のサイズにより作成させていただきます。

お申込方法:「建設協力金 申出書」にご記入の上、郵送又はFAX、メールでお申込みください。

詳細はこちら
「建設協力金 申出書」ダウンロードURL:https://www.kocci.or.jp/news/2025/04/91160/

本件問い合わせ先:
北大阪商工会議所 新会館建設事業担当
TEL:072-843-5154
FAX:072-841-0173

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